みっちり働いた6月を振り切って、日本の梅雨便りに覚悟を決め、夏日が続くパリに後ろ髪を引かれる思いで出発したのはもう5日も前のこと、母の大きなお祝い事を口実に1ヶ月間夏休みを取って日本に戻っています。パリに住んでから特別懐かしさを持っていたこの夏の季節に戻って来るのは5年ぶりで、梅雨の蒸し雨が続いていたって、久しぶりに見る故郷の田園山々の鬱蒼と濃い葉滴る風景にとっぷり目を浸す、心ほぐれる毎日です。時差ぼけなんて何のその、食欲旺盛、体調良好、みんなで囲む食卓と母さんの手料理に極楽極楽。
− 仔牛のカルパッチョ
旅立つ前々日、突然使えなくなってしまった電熱コンロ。寿命だったのか、働かせ過ぎたのか… とにかく火が使えなくなって食卓は冷菜ばかりになってしまった。仔牛肉、天然ロケット菜、生アーティーチョーク。
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